中国から日本へ

17年11月13日

なぜ、今日に至るまで、印鑑というものが重宝されているのでしょうか。日本ではいつ頃から印鑑が使用されるようになったかといえば、正直に言えば、はっきりとしたことが分かっている訳ではありません。

ハンコの絵日本最古の印は現在、国宝に指定されている『漢委奴国王』の金印と言われています。世界的に見ればどうでしょうか。印鑑という発想は、もともとは世界共通のキーワードのようです。印鑑そのものの起源は、紀元前のメソポタミアだと言われています。そのときの印鑑とは、丸い印面に文字を刻む形のものではなく、ツツ型の側面に刻んだ絵、模様を粘土に転がすように押し付けて刻んで使うようなモノだったようです。

そして、シルクロードを通じ、遠くアジアへも伝播し、中国において印鑑文明が発達することになります。しかし、欧州圏では、印鑑という習慣は定着せず、サイン文化となり、衰退化に向かうことになります。

中国において、秦の始皇帝が積極的に政治に利用します。そして、中国から、金印「漢委奴国王」が贈られたことが日本の印鑑文化の幕開けとなります。奈良時代において、大宝律令により公にのみ公印の使用が認められることになり、更に、 私印は国家の許可となり、 社寺印として使用されたと言われています。